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Timestageのメンバーが、歴史にまつわる雑談を気まぐれに語っていくブログ。
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『龍馬伝』の前に読みたい、『猛き黄金の国』
弘中勝です。

『天地人』に続く来年2010年のNHK大河ドラマは龍馬伝です。福山雅治演じる坂本龍馬の一生を、香川照之演じる岩崎弥太郎の視点から描いたものだとか。

岩崎弥太郎は、土佐藩の下級武士の出ながら、大財閥の三菱グループを一代で築き上げた日本を代表する経済人の一人。いつもながらNHKはシブいところに目をつけますね。

でも岩崎弥太郎と言えば、かつて岩崎弥太郎の一生を明確に描き込んだ漫画がありました。それが、本宮ひろ志猛き黄金の国


『猛き黄金の国 岩崎弥太郎』(本宮ひろ志)


明治維新を描くなら普通は坂本龍馬などは主役になりやすいですが、本宮ひろ志が主人公に選んだのは岩崎弥太郎。「歴史を経済から描く」というところが画期的で、僕も何度も読み返しているほど大好きな漫画です。

若き青春の日に、アメリカ帰りのジョン万次郎、土佐の志士・坂本龍馬、後に三井財閥を支える三野村利左衛門、後に住友財閥を築く広瀬宰平などと出会いながら明治維新の荒波に飛躍していく岩崎弥太郎。三菱財閥を築き上げ、最後は「後世の日本の私企業が育つために」と、政府主導の共同運輸会社と激しい海運事業対決に全身全霊を賭けていきます。経済とは何か、商業とは何かという大きなテーマが、弥太郎の一生を通しながら描かれている名作です。

数年前に宝塚歌劇団によって舞台化もされた『猛き黄金の国』。来年の『龍馬伝』でまた脚光を浴びそうですね。ちなみに、「歴史を経済から描く」という点で同じシリーズ名がついたのであろう猛き黄金の国・道三という続編もあります。こちらも名作。三木道三ではなくて、戦国大名・斉藤道三が主人公ですが、この話はまた後日に。
| 歴史の人物の話題 | 17:59 | comments(0) | trackbacks(0) |









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